やっぱりテキストアドベンチャーゲームって良いもので

お久しぶりです。こんにちは,オワダ(@alice8544)です。
いきなり復活するじゃん! って思うかもしれませんが,今後は不定期にウマ娘の話やら他ゲーの話やらでも書こうかなと思います。
というわけで今回は「魔法少女ノ魔女裁判」(まのさば)について。
最近配信でまったり遊んでいて,もうすぐクリアかな? というところまで進んだんですが,おそらくクリア前とクリア後で印象が変わる系のゲームと予想していて,それなら先にアウトプットしておこうと思った次第です。
まずこのゲーム,テキストアドベンチャーというゲームジャンルにも関わらずネタバレOK,配信OK,なんでもあり(ガイドラインはこちら)なのがすごすぎません?
それだけ面白さに自信があるのか,あるいはSNSでの拡散効果を狙ったのか。いずれにしても,開発側に強い覚悟がなければできない選択です。そして実際,見事にウケているのだから大したものです。

物語は,魔女になる資質を持った少女たちが孤島の牢屋敷に閉じ込められ,やがて魔女となった少女が殺人事件を起こし,裁判を通じて犯人を探す……という流れ。
簡単にいうとゲームシステムはダンガンロンパです。
ダンロンを過去に遊んでいる人なら一瞬で理解できると思いますけど,ダンロンもすでに10年前くらいのゲームなんだよなぁ……。
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ここからはゲームクリアちょっと前まで遊んだ自分の感想になります。
ふつうにネタバレかますので見たくない人は気を付けてください。

こちらがプレイして4日目くらいの自分のツイートになります。
実際殺人サイドの動機部分が基本的にカスで,1mmも同情できない殺人が続きます。ふつうのゲームならつくりとして,同情できる理由や仕方ないと思える理由を用意してキャラに愛着などを湧かせるものですが,このゲームはそういうの一切なし。まじでシェリーちゃんとかオワってる。

ままま,そうはいってもどこかで流れが変わるっしょ? って思って遊び続けていたんですが,しばらく流れは変わりません。ずっとカスがカスな理由で殺人を犯して,処刑されて,同情できないままゲームは進んでいきます。
正直「これでなぜ高評価なんだろう?」と疑問に思っていました。ただ,きっと転換期があるはずとメタ読みしていたのも事実です。テキストアドベンチャーはメタ読みがしやすいジャンルだからこそ,新鮮なうちに遊ぶのが一番ですね。
そして転換期が訪れます。終盤の殺人事件。
ノアちゃんが処刑される直前にこう語ります。
「もう誰も死んでほしくなかったのに……」
「なのに、殺さなきゃって……!」
「嫌なのに……気持ちが、止まらなくて……!」
なるほどと。
すべての元凶は魔女因子であり,少女たちに罪はない。このくだりでこれまでの殺人もほとんどすべてが肯定されることになります。以前から「魔女になると殺人衝動が~」という説明はありましたが,ここで初めて明確に言語化され,演出も相まって非常に印象的なシーンになっていました。
あれ? でも人間のままで殺人を犯したカスもいたよな?

そうみんな大好きシェリーちゃんです。シェリーちゃんはちょっと擁護できませんなぁと思っていたんですが,それも次の話で払しょくされます。シェリーちゃんはハンナちゃんの処刑パートで,人のまま死にたいというハンナちゃんの願いを叶えるために行動します。
彼女の行動は,ただひたすら「友人の願いを叶える」一点のみ。まさに友情とでもいいましょうか。シェリーちゃんは倫理観が完全に狂っているうえ,かなりのおバカさんでノンデリなだけなんです。

面白いですよね。今にして思えば,柊 優花さんがあのツイートにいいねしたのも「あとで評価変わるからな?」というメッセージだったのかもしれません。ともあれゲーム内外でテキストアドベンチャーの面白い要素をかなり摂取できていて,現状でもかなり満足しています。
さて,残すはゲームの結末。正直まだ全然見えていません。別にハッピーでもバッドでも,納得できてもできなくてもなんでもいいんですが,個人的にはハッピーエンドがうれしいところ。ヒロちゃん死に戻りの能力でなんとかできないか? そんなことを思いつつ,最後まで楽しもうと思います。ゲーム終わったらキャラランク作るのも楽しみ。それではまた。

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